ABOUT ME
はじめまして、僕たちです。黄色の箱庭と申します。
黄色の箱庭で一番偉い人からここの文章を書けと言われて今書いています。
あなたはここにどんな文章を期待しますか?
ここには特別なドラマはありません。
あるのは10代から表現という沼に足を踏み入れてしまった若者たち、
青臭くって、痛々しい、
そんなまだ小さい僕たちは、小さな箱に寄り集まって声を上げるしかないんです。
この声がどこかに届けば僕たちは幸せです。
そんな場所が黄色の箱庭、こんなところでどうでしょうか
黄色の箱庭
GREETING
この前、よく行く映画館の一つに久しぶりに行ったら、
全部自動券売機になっていました。
スタッフさんと会話するあの感じがよかったのにな、なんて思いながら、
同じ顔をした彼らに発券してもらい、映画を見ました。
映画の内容は面白かったのですが、なんだか自動券売機のその一件が頭を離れなくて、
少し虚しい気持ちになりました。
さて、「黄色の箱庭」では必ず27通りの表現がされます。
それは、同じ人間はいないから。
たまたま人生のうちの三年間で重なった部分があるというだけで、
みんな様々なバックグラウンドを持っていて、
これから進もうとしている道も違います。
だからこそ、考え方も感じ方も違う。
でもそれってすごく人間らしくて面白いことだと思いませんか?
私はそれが感じられる瞬間が最高に好きで、
だからこの「黄色の箱庭」をやろうと、言い出したのかもしれません。
「箱庭」は私たちがこれからも作り続ける場所です。
そういえば、芸術に関する職業は人工知能に代わる可能性が少ないと
言われているそうですね。
私たちに大きな大きな芸術の渦の向きを変えるほどの力はないかもしれないけれど、
私たちがこの場所で声をあげる間は芸術は人間らしくあってほしいと思うわけです。
黄色の箱庭代表 大門倫子
GREETING
あのですね、是非とも忘れないでいただきたいのは「黄色の箱庭」って名前考えたの僕なんですよ。いやもうこれは声を大にして言いたい。
もちろんめちゃくちゃ考えて名付けました。願いと希望がたくさん詰まっています。
だから僕がこの場所でこれからやっていくことは、僕が「黄色の箱庭」に込めた意味を辿っていくことになるわけです。
でもこのチームには26人の僕じゃない人がいるんですよ。その人たちに僕が込めたものを説明したって、きっと半分も伝わらないでしょう。
これで何が起こるのかっていうと、ここで生まれるほとんどの作品が、僕の創った「黄色の箱庭」とは違う意味を持つわけです。
これってめっっっっっちゃ面白くないすか?
芸術作品って呼ばれるものによく起こるんですけど、作り手の意思に関係なく意味や感情が生まれてくるんですよ。作り手は作品を完全にコントロールすることなんてできないんですよね。
まるで生きてるみたいじゃないですか?だから僕は作品を生き物だと、自分の子供だと思っています。人工的に生命をつくることが危険視される現代で、自分たちの手で生き物を創りまくっているわけですよ。最高ですね。
人の手で生命を創り上げる責任として、これから生まれる僕の作品たちが、そしてこの「黄色の箱庭」が、どこに向かいどんな成長を遂げるのか、親として暖かく見守っていこうと思います。
黄色の箱庭代表 こーきさん。